タバコ銘柄が下落しているのはESG投資のせいかもしれない

ESG投資って流行っていますよね。

ESGは「環境」、「社会」、「企業統治」の英語の頭文字をとったものです。

例えば、環境などへの配慮が足りない経営は持続可能性が低いとの観点から、これらのテーマに配慮している銘柄に投資していきましょうという運動です。

日本でも欧米に遅れつつ、政府が,日本の金融機関のESG投資の推進を後押ししているようです。

5月9日の日経新聞に以下のような記事(抜粋)がありました。

”経産省、「ESG」重視企業を機関投資家に紹介 年内に新制度、積極対話で「進化」促す

 経済産業省は環境や社会貢献姿勢を重視して投資先を選ぶ「ESG投資」に関心の高い大手機関投資家に、同分野を重視する企業を紹介する制度を年内につくる。米資産運用大手ブラックロックなどが参加を検討している。海外で広まるESG投資への日本勢の対応は遅れている。投資家との対話で助言をもらい、日本企業が世界標準に近づくよう促す狙いがある。”

 

さて、ESGのうち,Sは社会(Social)の略です。

反社会的な銘柄といえば,,,タバコ銘柄ですね。

実は、3月には,こんなニュースがありました。

BNPパリバが「たばこ原因の死者数は世界で年間700万人。また、たばこに対しては公衆衛生や人権侵害の懸念もあり、WHOの試算では年間で1兆米ドルの対策コストがかかっている。」ことを理由として,全てのアクティブ運用型集合投資スキーム(投資信託等)から、たばこ関連企業を除外すると発表したのです!

これもESG投資といえますよね。

4月半ばのフィリップモリスの決算発表をきっかけに,タバコ銘柄の下落が著しいですが,実は、その前からも下落基調は続いていました。

もしかしたらこの下落の背景には、BNPパリバをはじめとした、ESG投資の拡大があるのではないでしょうか。

BNPパリバは、2018年末までにタバコ銘柄を売り切るようですので,年末まで売り圧力は続きます。

では、こういう逆風でタバコ銘柄はもうダメなんでしょうか、、、?



いやいやいや!

こういう逆風があるからこそ、タバコ銘柄のリターンは高いのではないでしょうか。

タバコは嗜好品です。喫煙人口が劇的に減少しない限り、また、タバコメーカーが価格を上げ続けることができる限り、嗜好品としてのタバコを生産する企業が利益を上げられなくなることは無いと思います。

シーゲル教授によると、90年代、フィリップモリスは訴訟のリスクなど逆風に晒されてきました。

「株式投資の未来」の一節が以下の通りです。

「数十億ドルの訴訟費用、タバコ税増税、喫煙イメージの悪化、一般ブランドの攻勢と、悪材料がこれだけ揃えば、1990年代にフィリップモリス株の値上がり率が市場平均を大幅に下回ったのは、意外ではない」

「こうした乱高下にかかわらず、この12年間、フィリップモリスは一度も減配していない。それどころか、1993年と1997年を例外として、毎年増配している。結果的に、1993年から2003年4月4日にかけて、配当を再投資した投資家は、保有株数が倍以上に増え、トータルリターンは年率7.15%と健全な水準を維持した。このリターンは、同じ期間の市場平均に比べればたしかに劣っている。だが投資家はこのとき、株価が回復すれば、リターンが一気に上昇する態勢を完璧に整えていた。」

いかがでしょうか?

Tetsuは、ESG投資という逆風が吹いているリスクがあるからこそ、将来高いリターンをもたらしてくれると考えています。

だから今こそ、リターンが一気に上昇する態勢を完璧に整えるタイミングだと思います(=タバコ銘柄を買うということ)。

あ、もちろん、増配が前提ですよ!!!

にほんブログ村 投資ブログへ
にほんブログ村

“タバコ銘柄が下落しているのはESG投資のせいかもしれない” への1件の返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です